2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

長男は、仰向けで手足を広げて、正に大の字になって寝ていた。次男はうつ伏せで良く眠る。さっき見たら、兄貴譲りなのか、手を両側に広げていた。ベッドの上で飛んでるみたい。飛行少年。という言葉が浮かんで、こりゃ音の響きが良くないなと、一人苦笑いし…

やっかいなコト。問題は、それが僕たちの日常のどこに、どのようなサイズで、どのような頻度で埋め込まれていたのか、そして今どうなのか、ではないだろうか。 大きな山車を古い町の路地で引き回す、能登七尾の青柏祭。昨年の経験は、このことを考える契機と…

昨日の訂正。 物欲がない、というのはウソだった。何がきっかけか思い出せないが、昔の風景を、特に生活や村、町のたたずまいが映し込まれた写真、できれば写真集が欲しかったのだった。出張の帰りに、黙って鶴岡の土門拳写真館に行こうかと、真剣に考えたこ…

物欲がない。以前なら、フライロッドとかリール、良質のマテリアル、小回りが効いて燃費とデザインの良い車、ストレスレスでコンパクトで使い勝手の良いノートパソコンとか、良い意味で期待を裏切るコンパクトデジカメとか、何かしら欲しいなと思う物があっ…

大学同期の息子が高校卒業後の進路を悩んでいると言う。別の同期の写真展に連れて来られていた。写真を撮っていきたいらしい。ポートフォリオを見せてもらったり、何とはなしに他愛もない会話をしていた。その時言ったことがある。色んな関わりの中で、良い…

甲山の西に、きっと眺めの良いだろう住宅が、南側の斜面一面に張り付いているのを車窓からぼんやり眺めていた。住宅に求められる機能や価値。きっと多様になり高度になったことだろう。けれど、地域として見たとき、決してまとまりとか美しいとか、そういっ…

久しぶりに

ひょこむの方のブログを覗いてみたら、自分でつけたはずなのに、新鮮なタイトルが目についた。ほとんど、自分のエッセイ的で忘備録的なブログへの書き込みが反映されているばかりで、こちらのタイトルとは、ずいぶん違和感がある内容だなあ、と、少し反省す…

iTunesで、アルバムを買おうか曲を聞き込んでいたら、あることを感じていた。写真共有サイトで多くの人に支持されている作品を眺めていた時、同じことを思った。奥行き。それがある作品を無意識に選ぼうとしている。空間があると言っても良いかもしれない。

外にはない

外にはない。そのことを自覚しきれないままでいるのだろうか。どうやら、そうらしい。疑わしい。 感覚を信じず、一旦、外部の基準を経由して再び自分の行為に置換するというプロセスは、言語化以前の感覚と身体的な行為との間に、常に隔絶された取りなし難い…

笑顔

仕事には生きない。自分を生きる。家族のために。子ども達と妻に心底の笑顔で対峙できるように。

子どもへのまなざし

5月。初夏の陽気。夕方。信号待ちのバスの車窓から、若い父親に手を引かれた、歩き始めたばかりの子どもが目に止まった。子どもへのまなざしが、自分で言うのもおかしいが、柔らかくなったと、ふと思った。気づけば、笑って眺めている。小さなハンティングを…