2009-01-01から1年間の記事一覧

意味もなく

夕方と言うにはまだ明るい空が、よどみなく眩いと、そして東の青空に月が浮かんでいたりすると、意味もなく、明るい未来を感じる。未来と言っても、明日、明後日くらいなんだけど。

それぞれに

信太朗はかわいい。 よく泣く。舌の先を上にクルリと巻いて、小さな口をいっぱいあけて、生まれて3日しか経っていないのに、振り絞るように声をあげる。赤ら顔でしかめっ面して、それだけ聞くとオッサンみたいだ。 隆太朗はかわいい。 泣き続けている信太朗…

ついに

誕生した。15:00過ぎ。3度目の産院入りで、3,080g 49.8cmの信太朗が、元気な産声を上げた。17:15。彼女に抱かれた信太朗を、それを眺める隆太朗と共に、ビデオで撮影する。母親の乳首をくわえ、生まれたばかりなのに、力強く吸う口元が健気だ。どんな人間に…

働くことと幸せ

会社の前の橋を小走りで渡る。川下を見ると夕空の明るさが残っていた。周りのビルにはどこも明かりが点いている。訳あって少し早めの退社。小走りのまま、正面の高速道路の高架越しに空を見上げて思った。 僕らは働き方として、真剣に幸せを求めていないんじ…

不測の

一瞬で向こう側に超えられるようにしておかなければならない。不測の事態に備えて。

名前がある

朝の駅。指名手配者のポスターが目にとまる。顔写真と合わせて、大きな文字で名前が並ぶ。何をしたのか知らないけど、この人達にも名前があるんだ、と当たり前だけれど、ふと思う。続けて、悪人正機の言葉があぶくのように浮かんだ。そして、僕にも名前があ…

政策を実現することの伝え方

民主党政権になって、マニフェストの遵守について、メディアで取り上げられることが多い。分析的なものから、端から疑ってかかるものなど、いろいろある。それぞれの政策について、政権に就いた後の遵守という視点で捉えるのもいいんだけど、僕たち国民の目…

開いている書物

仕事帰りの夜中の電車。途中の駅で席が空いた。座って一息ついた。向かいの席に並んだ二人ともに書物を開いている。片や少年ジャンプ。片やスペクトル解析。この偶然に出会えたことに感謝。

見えない境界

川との隔絶。様々な理由が語られるだろう。その大小様々な原理に迫り、私たち自身の川への眼差しを見つめ直す契機を提供する企画。例えば・・・ 1)川に近づけない 川に近づけない物理的な理由として、河川改修における護岸工事が上げられることは多い。し…

今日の企画_091111_01

芦屋川プロジェクト

どこまでも

仕事場を出る時、隣の部署の人と出口の譲り合いになった。ついでに一言二言ことばを交わした。さっと出で立ちをなめられてから、どこまでも歩いて行けそうですね、と言われた。真意は分からない。けれど、何か心地がフワリとした。

ルールを疑う

僕たちは、いかに足下に築いたルールを疑い、是正すれば良いか? その姿勢と術に常に意識的でなければならない。

それは”システム”

組織の中で、役割を担って働いている。そして、日頃顔を突き合わせて、あるいは様々な人によって発せられた、メールや文書や電話等の様々な態様の言葉と向き合って仕事をしている。仕事は、その在り様が決められるのが一度きりなどということはない。だから…

育ちざかりの子どもの食材を家族で作る会(仮称)

来るべき息子2人時代突入に備え、ある意味安定して一定量の食材を確保するため、生産現場との連係のあり方を考えたい。

会合の後先に

旧町の農会の会合が終わり、車で地下鉄の駅まで送ってもらった。そして今車中の人となっている。決して悪い意味でなく心地の定まらない気分に浸かっている。少し後悔も混じっているからか。でも、始まるまでは、ずっと、自分に何ができるかと問いかけている…

ずっと気になってる場所

3年に一度の波が定着し、今も少しずつ広がっているところ。(大きな地図で見てほしい) [大きな地図で見る:この地図の右上の方!]

すっぞ気になってたこと

農業や茅葺きが、コミュニティと関連づけて、ずっと引っかかっていた理由について、最近、色々な人の語る言葉や書いている文章から、ひとつの回答へのヒントを得たような気がする。 「厄介なコト」 これが、コミュニティの維持と活力には必要だということ。…

子どもたちに農が果たすもう一つの役割の可能性

〈今の子どもたちと、今から三十年ぐらい前の子どもたちの間のいちばん大きな違いは何かというと、それは社会関係に入っていくときに、労働から入ったか、消費から入ったかの違いだと思います。〉(「下流志向」内田樹 著より)農業が持っている生業としての…

ひとり反省会

事前に、ポイントが絞りきれなかった難しさは、そのまま地域の中のバラつきにつながっていた。欲を言えば、事前にもう少し基礎情報があれば、ひょっとしたら何か糸口が見つけられていたかもしれない。それでも、まとまりの契機が無いなりに、場を動かす術を…

生きている状態

駅改札への階段。途中、緑色に光るコガネムシが踏み潰されていた。つい先ほどのいつかまでは確かに生きていただろう。その時と今の姿との間に、どんな違いがあるのだろう。(書きかけ)

子ども

子どもの中に、わずかでも歪んだ根がないかと探して見つけている自分に気付く。しかし、見透かしたとしても、それは彼の一部分に過ぎないと悟る。治具で直すのとは訳が違う。一人の人間として対峙しなければならない。

歩くとは考えること

言葉の力、時間と効果

言葉の力を馬鹿にしてもらっては困る。形も何もない、想いだけがある時、誰かと、その何かを、想いから紡ぎ上げようとする際に、とりあえずやってみなければ、とか、これ以上議論だけしていてもダメだとか、そういう事を言う人が必ずいる。言葉遊びと言われ…

細々と支える

このところ、鈴木敏夫氏のラジオ番組をPodcastで聞いている。今の自分にとって、気持ちを一方で支える大切な時間かもしれない。僕自身、この鬱屈とした世の中が変われば良いと強く思っている。そして、その変化に立ち会うだけでなく、大切な位置で関わりたい…

「生命循環都市へ」と題する講義(書きかけ)

神戸大学の重村先生の退官を前に、最終講義が開かれるというので、出席してきた。 当時の早稲田大吉阪研の大島調査に参加して、発見的方法に出合、以来、氏の探求の経緯と成果を、豊富な写真を交えて面白く愉快に、そして深く語られていた。最終講義というだ…

忘備

生き物文化誌学会

震災と経済危機

類似していないか? インナーシティ問題を抱え続けていた自治体と、過剰な生産の継続に行き詰まっていた企業。前者に震災。後者に経済危機。これ以上は、言えない。

追いついてきた

例えば、BRUTUS 656号。特集は「みんなで農業。」 例えば、今日の日経ビジネスオンライン。吉田鈴香さんの連載「世の中のニッポン」。タイトルは「変化する農村コミュニティー(1) 農村部でも”自家用車社会”は終焉を迎える」もう、考えることは、同じになっ…

技術の本質を

建築は、建築家やハウスメーカーや工務店にしかできない、と考えるのもおかしくはないか。それは、建築ということに、無意識に線を引いて、ここの中が建築だと思い込んでいることに他ならない、と感じる。同じことが、他にもたくさんないだろうか? 農業も同…

気がつけば、僕たちの周りは・・・・・一年の計に変えて

普段、当たり前だと思っていることが、実は社会として築かれた制度の現れだったりするものだ、と、最近つとに感じる。それは、裏返せば、僕たちの今在る社会の中で再構成できるものだとも思う。もちろん、一人ではどうしようもないかもしれないけれど、社会…