2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

隔週通うクリニックの日。駅からの道。街路樹からツクツクボウシの鳴き声が聞こえる。季節が変わるのを感じる。昨晩。寝入り端に、彼女が呟いた。外に澄んだ虫の音。ちょうど数日前からそれに気づいていたところだった。同じように気づいていたことを知って…

▲080122 自分は、何をやっているのだろう。俗に言う手応えのない生活。隆太朗のみ、生と自分とをつなぐ接点。ふと何かが注ぎ込まれる。 欲求が自発的に沸き起こらない状況が、既に3年か。この辛さを自覚したのは、藍那のカヤマル06の時。全てが嫌になった。…

健康診断

健診で胃のX線撮影。毎年、やられる。胃のX線撮影。バリウムを飲むのがツライ。発泡剤を飲んでから、半分ずつ飲まされる大量のバリウム。しかも、検査台に乗ってから、逆さにされる始末。恒例とは言え、いつも検査官に仕返ししたくなる気分になる。今日は、…

朝、駅のホームから見下ろす川に、この夏、気がつくと、ハグロトンボの数を数えている。トンボの中でも、数少ない優雅な飛び方をする。遠目に黒いが実は構造色の深い緑色をしている。ホームからはさすがに黒くしか見えないが、枝先で時折、思い出したように…

家に帰るまでの電車。向かいに座って腕を組み寝入る人。体格の良い、恐らく20代の男子。踝までの靴下に白いスニーカー。右足首にアンクレット。黒いTシャツに細かい縞のパンツ。むき出しの腕と脚は日焼けしている。健康的で美しい身体。それに比べ、自分は4…

七尾の彼女は、すでにいくつも答えをもっていた。あとは、それらが組み立てられ、編集されるだけだった。僕たちは、彼女と話しをしながら、そのきっかけとヒントが提供出来ればと思っていた。彼女もまた、無意識にそれを求めていたように思う。自分の中から…

高岡から七尾へ

水蒸気が上がってるようで、富山湾越しの北アルプスは夏の雲をかぶっていた。脇と言う海に面した村でバスを乗り換えた。海を離れ峠を超える。再び覗いた海も、澄んで静かだ。黒い瓦屋根の屋並。小さな田んぼ。乗客は今のところ僕と禿げ頭のお爺さん。今、ま…

大呑保育園の園児達はみんなスッ裸で水浴び。真っ黒け。さっきのバス停で婆さん二人。

武田清子さん。平和問題談話会。異分野の研究者達をつなぎ合わせたのは、戦争の体験だった、と言う。 共通の体験が¨異なる¨人を繋ぐ。ベルタランフィの生きたウィーンにも、同じ空気があったのかもしれない。