2011-02-01から1ヶ月間の記事一覧

帰りの電車の中。優先席に初老の男性が3人。どこかからの帰りだろうか。赤い顔。少しお酒が入っているかもしれない。楽しそうに、同時に真面目に、話しが絶えない。 ふと。僕も喋りたい。喋りたいんだと思った。楽しそうに、真面目に。

短くまとめる訓練を無意識のうちに続けている。これでは物語は編めない。違う頭要る。 僕らの生きている社会は、決して平等公平にできてはいない。機会を得られない境遇にはまり込んで抜け出せない人達がいる。気づかない身近に。自分がそちら側にいることに…

おじさん温泉に想う

その人の愛すべき場面というのがある。 たぶん、その人毎に。 それを、尊重したい。 尊重されたい。 解放された状態。 http://kenmogi.cocolog-nifty.com/qualia/2011/01/post-0a73.html 茂木さん達の、この状態。 まさしく、それだと思う。 こうした時を持…

開いた電車のドアの向こうに、降りたことのない夜の世界があった。川の上の駅。遠くに、高く積み上がった家々の灯り。ドア越しに、その灯りと僕を隔てる夜気が車内にも滲んで流れてきた。かすかな春の匂いと油断させる暖かさと共に。

朝の通勤電車。車内で新聞を広げている人。見渡せる範囲で4人。図書館で借りたらしい「宇野千代 女の一生」を読む人1名。手のひらサイズのお経解説本を見ながら、口元を動かしている人1名。 乗り換え駅で降りた。 さっき前に座ってた人の開いてた新聞の一面…