20220709_sat

SNS。昨日の事件があって、ちょうど明日が参院選投票日ということもあって、自分の考えを発信する人たちがいる。

自分が振り返る時のためだろうか。こうした個の声がSNSという空間で個別に発信され、空間の中である力になって、社会を変えていくのかもしれない。

SNS以前はどうだったんだろう?

つまり、個人のつぶやきが空間で自動濃縮しなかった頃は、社会が変わる過程に、個の言葉は状況にどう機能し、その機能は、状況の進展と共にどう展開していったのだろう。そして、語られない想いは、社会の中でどう濃縮され、発現していったのだろう。

怒りも、言葉に収まらない想いも在る。それに言葉をあてはめて、その時の、と条件付きで発し続けることなく、あの時はこう考えたと、機会があれば話す程度で過ごしてきた。東日本大震災の時もそうだった。それでも良いと思う。無理に発することはなく、発することで、世界に居場所が約束されるわけでもない。

ところで、SNS以前、社会の変化に、語られない個人の想いは、どう機能したのか。